きなこ 畑の肉と称されるほど、良質のタンパク質を多く含む大豆を「きなこ」にしました。無農薬青大豆を使っていて、天然のきれいなうぐいす色です。丁寧に鍋で煎って手づくりして香り高いきなこになりました。和菓子つくりにはもちろん、牛乳にまぜて「きなこドリンク」もお勧めです。 きなこ物語 端午の節句のころ、置賜地方では各家庭で三角形をした可愛らしい「笹巻」がつくられます。昔から保存食として農家の女性たちに受け継がれてきた食べ物です。笹巻はまず、田植えが終わってのんびりするころの30センチほどに育った大きさがちょうど良いといいます。丁寧に一枚ずつ洗っていき、もち米を、漏斗状の形にした笹の葉に入れ、三角の形になるように2枚の笹の葉を重ねて巻いていきます。いぐさで使い形が崩れないように縛り、たっぷりの湯でゆで上げます。ゆであがった笹巻にたっぷりのきなこと黒蜜をかけていただきます。笹のかおりもまた、食欲を誘い何個でもいけます。あとは、風通しのよいところにつるしておけば、いつでもたべられます。笹の抗菌作用で日持ちするので、畑仕事の弁当などにも重宝されていたそうです。 しぐれの松(きなこ棒) 材料: ①きな粉/1kg 上白糖/700g ②シロップ グラニュー糖/1kg 水あめ/500g 水/1000cc 作り方 ボールに①を入れ、よく混ぜておく。 ②の材料を火にかけ、シロップを作る。 1のボールに2を少しづつ入れ、よく練る。 団子状になったら、板状にのばす。